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特定非営利活動法人
フィット・フォー・マザー・ジャパン
母のヘルスリテラシーがつなぐ
女性の将来・子どもたちの未来・家族の健康
施設丸ごと研修レポート
諏訪中央病院 院内助産院(長野県茅野市)
妊婦ヘルスケアトレーナー育成コース第17期
助産師12名が3プログラムの妊婦ヘルスケアトレーナー17期生に!
諏訪中央病院 院内助産院
自然分娩を目指し、そのために妊婦への教育を積極的に行っている。スタッフの多くがヨガ、アロマ、ベビーマッサージ、桶谷乳房マッサージなど、様々な資格を有している。
はじまり・2021年3月
1人の助産師さんが70分のオンライン勉強会に参加したところから始まりました。
「院内助産に向けてスタッフが保健指導で運動指導ができるようにしたい」
コロナで県外への移動や対面での講習ができないため、オンラインでの実施が決定
開催日程、スタッフのシフト調整など、準備期間は2か月
妊婦ヘルスケアトレーナー育成コース実施・2022年6月~7月
2グループに分けて、3コース実施。
・妊娠期の不定愁訴の予防・改善エクササイズ
・お産に向けた機能改善エクササイズ
・産褥期(入院中)の疲労改善エクササイズ
育休中のスタッフを含め、入職間もないスタッフからベテランまで12名が院内からオンラインでライブ受講。
<第1グループ>
1日目
2日目 指導練習
3プログラム修了
<第2グループ>
1日目
2日目 指導練習
3プログラム修了
終了直後後のアンケート(活用について)では、全員が「活用できる」と回答。
「すぐに活用できる」は66.7%!
具体的な活用のイメージがすでについていました。
✓妊婦健診時の保健指導や学級でのブレイクタイムに。
✓出産前教育や外来指導、産後の退院指導に活用します!
✓妊婦健診や退院指導で、助産師相談で活用したい
✓産褥の退院指導や退院後の健診の際に
✓外来での助産師相談の場面
✓産後2か目のアロママッサージの前に実施
そして、施設丸ごと研修ならではの声!
「このような個々のレッスンを受けられる講習がオンラインで可能であったこと。また病棟単位として技術の習得ができたことが、個々のケアが統一できるため、今回とても良かった点です。」
コンサルテーション・2021年12月
研修から半年、
横手直美が直接、現地に出向いてコンサルテーションを実施。
プログラムが現場でどのように活用されているのかを細かく聞き取ったり、実際の母親学級も見学させていただいたりして、できていることを評価し、課題や戦略などを話しあいました。その場で、次から次にアイデアが出てきました!
3プログラムの活用状況は◎
集団でも個別でもうまく活用できていました。
★学級で活用
たまご学級
理学療法士による介入もあるため、助産師からは「不定愁訴の予防改善エクササイズ」より姿勢と深呼吸のみを指導
ひよこ学級
「お産に向けたが機能改善エクササイズ(10分)」を指導
おっぱい学級
「妊娠期の不定愁訴の予防・改善エクササイズ(10分)」を指導
★個別で活用
個別の保健指導では各自が対象や場面に合わせて活用中
体調など助産師として聞き取り
Interview(準備中)
「他施設に研修に出て、諏訪中央病院のすばらしさに気づいた!」
★エクササイズシートも助産外来、分娩室や産後の病室の壁に発見!
ちゃんと活用されていました。
姿勢の改善指導中
新しい構想
横手直美によりコンサルテーション2回目は2022年4月、オンラインで実施。
現在、新たな構想として動いているのが、産後のママと0~3歳児の運動プログラムをリニューアルして再開すること!
まずは、コロナで中止している育児サークルひよこっこクラブを少人数・短時間にアレンジしたミニひよこっこクラブとして6月からリスタート。エクササイズのプログラミング(組み立て)や配布する資料の作成、今後の展開を考えてのアンケート準備など継続してオンラインでサポートしています。
今後、fmjのエクササイズを取り入れた諏訪中央病院院内助産院スタイルの保健指導、
どんな形になっていくか・・・楽しみです。
to be continued・・・・
★第63回母性衛生学会(9月9日(金)神戸国際会議場)
口頭発表/横手直美
「院内助産実践に向けた妊婦の運動指導スキルの活用」
口頭発表/小林香織
「院内助産実践に向けた妊婦の運動指導スキルの修得~施設単位でのオンライン研修後のアンケート結果」
ご相談などございましたらお気軽にお問い合わせください。
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