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産前産後の母子を対象にした訪問看護のモデルケース・ブック(抜粋)

2021年度笹川保健財団研究助成

心身の不調を抱える産前産後の母親とその子どもに対する先駆的訪問看護実践

モデル事例集の作成および産後うつ/産後疲労を緩和するショートエクササイズの有用性

2021年度 笹川保健財団研究助成(2021A-122)

本研究は2021年度笹川保健財団研究助成を受け、以下の2点を調査しました。
*産前産後の母子を対象にした訪問看護の現状を見える化する
*母子訪問の場でのエクササイズ活用の可能性を探る
その報告を【産前産後の母子を提唱にした訪問看護のモデルケース・ブック(以下モデルケース・ブック)】にまとめました。ここでは、その中から「母子訪問におけるショート・エクササイズの活用」と「産前産後の訪問の看護等の介入例」を紹介します。

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*長坂桂子(代表研究者、NPO 法人フィット・フォー・マザー・ジャパン理事)

​*横手直美(中部大学生命健康科学部保健看護学科 准教授、NPO法人フィット・フォー・マザー・ジャパン)

*小林香織(NPO法人フィット・フォー・マザー・ジャパン理事長)

訪問の場でのショート・エクササイズ活用の可能性

Ⅱ.母子訪問におけるショート・エクササイズの活用 より

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fmjのショート・プログラムの中から「産褥期(入院中)の疲労改善エクササイズ」を用い、訪問の場で活用の可能性について示唆を得る目的で2021年8~11月、2回の研修と1回の指導の実践報告や集団討議をWEBミーティングで実施しました。WEBでの協力ということもあり、北海道~九州まで日本全国から11名の訪問看護ステーション等で働く助産師、看護師にご協力いただきました。
ショート・エクササイズを活用したい訪問看護実践場面について、全員が、「個別での対面ケア場面」で活用したいと答えました。
WEB集団討議の中で訪問看護師Aさんの語りをモデルケース・ブックで紹介しています。ここではその一部を紹介します。

 

3人の子供たち
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*指導で使用した

 エクササイズシート

「今回習得したエクササイズをすることで、幼児のお子さんが、一緒に真似してお母さんとやるようになりまして。その子たちに「お母さんと一緒にまたこれやってね」とか言ったら「出来るようになったよ」とか言って、お母さんがちょっと落ち込んでいるときに、子供たちがそういうことをやってる姿を見て、お母さんが逆に抑鬱が回避されるっていうんですか。いろんな方面で、ただ単にやるだけじゃなくて、お母さんと子供のツールにもなるんだな、と思って」

産前産後の訪問における具体事例

Ⅰ-4.産前産後の訪問看護の介入例より

早産・低出生体重で生まれた双子とママへの訪問看護

産後に適応障害となったママへの訪問看護

産後にメンタルの不調が生じたママへの緊急訪問看護

重症悪阻の妊婦への訪問看護

その他 
「医療保険を用いた訪問看護」ではないが、家庭訪問型子育て支援ボランティア「ホームスタート」さんの活動も紹介させていただきました!

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子育て中のがんサバイバーの方へのオンライン訪問
~がん看護専門看護師の実践~

モデルケース・ブックの制作にあたっては、フルタイム勤務ができない子育て中のママや在宅勤務の推進、地域振興の貢献することを目指すProjectOct様にご協力いただいております。

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★本研究が原案となり【助産雑誌/医学書院】で特集を組んでいただきました。
第4号 特集「切れ目ない支援を実現する 産前・産後の訪問看護」
これにより、全国の助産師に情報発信ができました。
​ご興味のある方は是非、助産雑誌第4号をご覧ください。

★第63回母性衛生学会(9月9日(金)神戸国際会議場)で口頭発表します。
長坂桂子「産前産後訪問看護に活用するショート・エクササイズプログラムの評価」