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​第1回fmjシンポジウム

健康経営の視点から妊娠・出産・子育てを考える!

増え続ける就労妊産婦のヘルスリテラシー向上に必要なのは個人の努力だけでなく、

企業をはじめとする社会環境の変化が求められています。

妊娠・出産・子育ての時期にいる女性の「働く」×「健康」について考えます。

2018年11月11日(日)13:30~16:00

きゅりあん大井町(東京)第1特別講習室

東京都品川区東大井5-18-1 JR京浜東北線・東急大井町線/りんかい線 大井町駅徒歩1分

終了
しました
 

お申込フォームは、当サイト外へのリンクとなります。

  • 対 象 
    妊娠・出産・子育て期の女性の働き方や女性のヘルスリテラシーに興味のある方ならどなたでもご参加いただけます

  • 定 員  40名

  • 参加費  4000円

  • お申込み 9月5日~開始します。定員になり次第締め切ります。

【協力】大塚製薬株式会社ニュートラシューティカルズ事業部

【基調講演】

妊娠・出産・子育てがマイナスにならない職場環境を目指して

“健康経営”の視点から考える

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特別講師・パネリスト

柿沼美智留/かきぬまみちる 

NPO法人妊婦のくらし 

2009年3月 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程修了(博士(獣医学))。2009年4月よりシンクタンンクに勤務、研究員として厚生労働省をはじめとする官公庁および民間ヘルスケア事業者等の委託調査研究事業に多数携わる。2017年7月から2018年9月まで東京大学政策ビジョン研究センターに出向し、健康経営や地域・職域のデータヘルスに関する研究に従事した経験を有する。妊婦のくらしでは、主に就労妊婦を対象とした調査研究の設計・分析等を担当。専門は、公衆衛生学、保健医療政策。

【基調講演概要/抄録より抜粋】

 少子高齢化が進むわが国において、持続的成長や社会活力を維持していくためには、女性の就労継続が不可欠である。政府は女性活躍推進を目標として女性活躍に資する働き方改革の推進や、女性の健康支援の強化を掲げている。

 一方、「企業が従業員の健康に配慮することによって、経営面においても大きな成果が期待できる」との基盤に立って、健康管理を経営的視点から考え、戦略的に実践する「健康経営」という考え方が企業に広がりつつある。経済産業省では、国民の健康寿命の延伸の取り組みの1つとして、健康経営に取り組む企業を選定・公表する「健康経営銘柄」、「健康経営優良法人認定制度」を導入し、優良な健康経営に取り組む法人の見える化を図っている。これまで、従業員の健康に対する取り組みは、男性に多いメタボリック・シンドローム対策などから始まり、ワーク・ライフ・バランス等に拡充してきたが、健康経営を積極的に推進する企業においては、特に女性特有の健康問題への対策に高い関心が寄せられている。一部の企業ではすでに女性の健康に着目した施策に取り組んでいるが、多くの企業では、女性特有の健康課題に対する制度の整備状況や認知度は低い状況にある。

 妊娠・出産はまさに女性特有のイベントだが、就労妊婦が抱える健康課題に対する知識はまだまだ浸透していない。経済産業省の調査によると、男性正社員の約6割、管理職・役員の約半数が、妊娠・出産に関する症状・疾病について認知していないとの結果が得られている。就労妊婦は吐き気や全身倦怠感、腰痛など様々な不快症状を抱えており、働き方の調整が必要となる。しかし、職場の雰囲気や同僚への配慮、上司の個人的経験により調整が左右され、妊娠中の働き方に関する相談経験のない就労妊婦は40%、職場で相談できたら効率よく働けたと感じたことがある就労妊婦は35%に上るとの報告がある。こうした体調不良による欠勤や仕事効率の低下やそれに伴う就業継続意志の低下は、働く妊婦のみならず企業にとってもリスクとなる。妊娠期のマイナートラブルを女性特有の健康課題として捉え、健康経営の一環として対策を講じることは、就労妊婦の就業意欲を高め、企業、さらにはわが国の生産性向上に大きく寄与すると考えられる。

 講演では、健康経営をめぐる国の施策の動向と、先進的に働く女性の健康推進に取り組む企業の事例を示す。最後に、妊娠・出産、育児がマイナスにならない職場環境のあり方について提案したい。

【パネルディスカッション】

就労妊産婦をとりまく現状と今後の課題をテーマに各分野の専門家が意見を交えます。

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柿沼美智留
棒田明子
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長坂桂子
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小林香織

棒田明子/ぼうだあきこ

NPO法人 孫育て・ニッポン理事長

NPO法人ファザーリング・ジャパン 理事

にっぽんネウボラネットワーク研究所 副代表

母親が一人で子育てを担うのではなく、家族、地域、社会で子どもを育てようをミッションに、全国にて「子育て、孫育て、他孫(たまご)育て」の講演、「産後ママカフェ&赤ちゃん食堂」などのプロジェクトを行う。元育児雑誌編集者。https://www.magosodate-nippon.org/

長坂桂子/ながさかけいこ

妊婦のくらし理事長 看護学博士、母性看護専門看護師、助産師、看護師、保健師

看護学博士+母性看護専門看護師の資格をもち臨床の場で働く“オンリー・ワン”の助産師。 現在は国内の総合病院に勤務。妊娠中~産後の働き方、腰痛ケア、周産期のメンタルヘルスなどの 相談や研究、講演、執筆の実績多数あり。妊婦だから「しょうがない」の固定概念を払拭し、もっ と自由に自己実現できる社会づくりを目指して「妊婦のくらし」を 設立。二児の母。http://ninpu.org/index.html

小林香織/こばやしかおり

NPO法人フィット・フォー・マザー・ジャパン理事長、健康運動指導士 

女性のライフステージに合わせた専門の・運動プログラムの企画・開発・普及に約30年携わり妊産婦の運動指導で業界を牽引。助産師や看護師、フィットネスインストラクターらの指導者を2000人以上育成した実績をもつ。2017年7月に女性のヘルスリテラシーがつなぐ「女性の生涯を通しての健康」「子どもたちの未来」「家族の健康」を活動理念とするNPO法人フィット・フォー・マザー・ジャパンを設立。企業や病院、自治体や教育機関での講演およびイベントに出演、雑誌など各種メディアでも活躍中。

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